建築トークイン上越 1017 上野/越後湯沢/浦川原/トークイン/月影の郷/てい山荘

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17日土曜日。家族は昨晩から妻の実家に遊びにいっているので、一人で7時起床。ネコや金魚に十分餌をやり、荷造りをして、8時過ぎに家を出る。巣鴨駅から上野に。東北新幹線で北を目指す。車中で今日のパワポを作成。時間は10分強なのでできるだけコンパクトに。

越後湯沢駅ほくほく線に乗り換え。千葉先生、小嶋先生と合流。シアター列車という電車で、天井側に14台ほどビデオプロジェクターが取り付けられているのが目につく。夜になるとなにかの映像が出るのだろうと考えていたら、長いトンネル毎に映像が流れることが判明。コンテンツは頭が痛い内容だが、長いトンネルの続く車中の体験をなんとか逆手に取れないかという発想には多いに感心した。ボクらにコンテンツをつくらせてくれないかな。

浦川原の駅で12時前に電車を降りる。3時間半ほどの列車の旅。自動車だと6時間近くかかることもあるから、ずいぶん早い到着だと言える。タクシーを呼び、会場の公民館へ。

会場では学生たちが会場設営や受付の準備をしている。週末の渋滞で遅れる講師や学生もいたが、大きな問題もなく定刻通りにシンポジウムを開始する。「建築トークイン上越」は高橋てい一さんらを中心とする、岩室塾という組織が中心となって運営する、建築と地方再生を考えるシンポジウム。

司会の渡辺真理さん、高橋てい一さんらの挨拶の後、話題提供として、今回の講師である、木下庸子さん、千葉学さん、小嶋一浩さんとわたくしヤマシロが、それぞれ10分強のレクチャー。ぼくは「都市を遊ぶ」をテーマに、Urban IslandやCandle Nightの経験などを紹介。ついつい力が入って持ち時間を超過し、反省。その後、4人の講師を囲んで、20名ほどの学生が輪を作り、ディスカッションを開始。学生は東京の大学と新潟、山形、長野などの計14大学から参加。最初の自己紹介で、それぞれ所属する研究室などですでに地方再生のための取り組みに参加している学生が多いことが分かった。一時間ほどの短いディスカッションののち、講師がそれぞれのグループで議論されたことの報告とそれへのコメントを話し、明日の学生中心の会議の議題を提案した。3時間ほどの濃密な会議となった。

夕方からは地元の美味しい食材をつかった料理を楽しみながらの懇親会。地元の建築家の参加もあり、うれしい。その後、月影の郷に会場を移し、二次会。議論は続く。夜は、学生を月影の郷に残し、てい山荘へ。お酒と、気持ちいい床暖房のせいで、ラウンジの床で3時過ぎまでうたた寝