DUSP 0814 木次駅/湯村温泉/民家改修ワークショップ/島田旅館/入間小学校/村祭り

20090814雲南.jpg

朝は8時頃に起床。朝食をとり、少し母と話す。荷物をまとめて、10時前にタクシーで出かける。出雲市駅でエスミさん、アンドウさんと合流。エスミさんの車で雲南(うんなん)市の木次(きすき)駅へ。30分程の道のりだが、市街を出て、斐伊川沿いに走り、次第に山深くなっていく様子は懐かしい。木次駅前に行くと、すでにフルヤ先生、イナガキさん、米子高専のタカマスヨシコさん一家などが到着されている。駅前のチェリバという駅前施設のなかに置いてある、これまでのイベントで製作したアートや家具を見せてもらう。カメタニさんも合流されたところで駅前の商店街の様子を見学。多分にもれず、空き店舗が多い。多くの店舗は車庫か倉庫になっている。木次の桜祭りにあわせて展開された100mのロングテーブルの設置された位置なども説明していただく。駅前のお店で名物の鯖寿司の昼食をいただく。雲南市を描いた映画「うん、何?」に感動した古谷研のOBが婚姻届を雲南市に提出するためにやってきたとのこと。婚姻届というのはどこででも提出できる事を知る。翌朝この模様が新聞のローカル欄の巻頭を飾っていた

お昼の後は、車で15分ほど移動し、湯村の集落へ。小さな湯本の温泉施設と、小さな旅館、いくつかの民家が寄せ集まって集落をつくっている。早速古民家改修の現場へ。現場は、すべての壁が取り払われ屋根の瓦も下ろされている。土間のコンクリートの配筋がされただけの現場に、一部ベニヤをしいてその上で学生たちが作業をしている。参加者は早稲田大学の古谷研の学生の他、島根県立大学、米子高専、呉高専近畿大学の学生など。今日は現場に残されていた建具や民具を再生して照明を作るアイデアを出すワークショップ。ディスカッションに混じって、アドバイスをしたりする。二時間ほどのブレストの成果を簡単に発表しあう。いくつか実現に結びつきそうなアイデアもあった。ワークショップの後は、すぐそばの温泉に入り、汗を流す。風呂上がりのビールがおいしい。たまごかけごはん専用の醤油をお土産にいくつか購入。

再び車にのり、掛合(かけあい)へ。途中、たたら場を通る。40分ほど走り、旅館に荷物を置き、ワークショップの基地になっている旧入間小学校という廃校へ。木造の懐かしい感じの建物。校庭では集落の村祭りの準備がされている。屋台のテントが並び、トラックの荷台のステージが据え付けられ、地元のバンドの演奏のリハーサルが断続的に続く。まだ日が高い中、ビールを飲みながらのんびりする。次第に暗くなってきて、集落の人々があつまってくる。若い人が多いのは、お盆で帰省しているせいだろうか。ワークショップ参加者の学生たちも、屋台の売り子としてがんばっている。バンドの演奏がはじまり、カラオケがはじまる。ワークショップ参加者たちも歌を歌い、喝采あびる。昼間は暑かったのだが、山間を吹く風は涼しい。最後は盆踊りの輪に加わり、楽しむ。絵に描いたような夏の一夜。

旅館にもどり、しばらくお酒を飲みながら話し、就寝。