0320 東大寺/南大門/大仏殿/法華堂/二月堂/春日大社/若草山/新薬師寺/写真美術館/元興寺

朝7時起床。WBCのニュースを見たりしながら風呂に入ったり。

8時40分にホテルロビーで集合。タクシーで東大寺南大門へ。何回目かの訪問だが、いつもしびれる感じがする。先生方の解説も熱が入る。特にイシヤマ先生の解説は圧巻。「口遊」では「雲太、和二、京三」と伝えられ、昔の出雲大社東大寺大仏殿より大きかったという唄が残っているが、これより大きかった出雲大社というのはどんなのだったのだろかと思いながら大仏殿を見る。たしかに出雲で発掘された組み柱の一本分は今の大仏殿の柱とあまり変わらないように思う。その後鐘楼と法華堂を見学。法華堂は後から追加された大仏様の礼堂との連続性と対比が面白い。床の高さの扱いがどういう風に決まっているのかよくわからなかった。二月堂も見学。

その後若草山の近くの食堂で昼食。春の山開きでシカせんべい飛ばし大会などをやっている。

春日大社ランドスケープと社殿の配置で生み出されるシークエンスが面白い。さらに新薬師寺へ。ずいぶんなシンプルなたたずまいで、あまり面白みが分からなかった。元興寺への通り道で、クロカワさんの写真美術館に立ち寄る。伝統的なものを取り入れなければならないとき、屋根、という一点にしぼって取り扱うことで、伝統とそこから自由であることの両方を手に入れた鮮やかな手法だと思う。元興寺では僧坊を改修した本堂などを見学。転用の痕跡が見えるのが面白い。

学生たちとはここで分かれて、ホテルまで歩いて帰る。一時ホテルで休憩し、その後先生方と街へ。途中古本屋に立ち寄り、太田博太郎先生の日本建築史序説の初版本を262円で購入。息子のお土産用の恐竜の本も購入。創作和食屋お好み焼きで夕食。今日は良く歩いた。

明日は京都へ。