CSP 0804 出雲の歴史/タカマスヨシコさん/各地で作業

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午前中は10時から島根県立古代歴史博物館で学芸員の岡さんによる出雲の歴史に関するレクチャー。参加学生たちはそれぞれ電車やバスで会場に集合。岡さんの「出雲がもっとも栄えたのはいまから1800年前です」という一言にどよめく。神社の多くは水が湧き、湿気の多いところに建設されている。これは木造建築の建設地としては非常に不都合だが、土地に宿る生命力を優先させたものだ。そのため傷み続ける建築を常に遷宮する必要があった、という岡さんの話が興味深かった。岡さんのレクチャーに引き続き、お隣の鳥取県の米子高専の先生でもある建築家タカマスヨシコさんのレクチャー。地方で建築をつくり、住むこと、建築やアートを通じての地元への働きかけなど、今回の企画にも通じるものを感じた。

午後はそれぞれのスタジオに分かれて調査へ。ヤマシロはサンロード中町スタジオと一緒にバスで今市へ。商店街の中の中華料理屋さんで昼食。その後町歩きを開始。夕方再度集まり、半日の成果を話し合う。わずかの時間だったが、いくつかのヒントが見つかったようだ。

夜は出雲建築フォーラムのみなさんの招きでスタッフの懇親会。土蔵を移築したものを改修した和食レストラン。おいしい魚などをいただきながら楽しく過ごす。