東京カテドラル

昨晩は目白台東京カテドラル聖マリア大聖堂へ。大改修の完成を記念したオルガンコンサートの空間演出をREのヒダカ、ニシザワが担当したので、それの鑑賞と手伝いに。今回のイベントの計画には、9月のローマ行きなどもあって、参加しなかった。

70台のLED照明で、聖堂のうねる壁を照らし出す。オルガンのコンサートがメインということで、かなり控えめな演出。ちょっと地味かと思うが、いくつかはっとする光の状態もあった。照明は実際にやってみるまで、本当にその効果が分からない。だから面白いのだけれども。

最終盤に黄色い光で聖堂全体を照らし出した状態が一番綺麗だとおもった。ローマでみた多くの教会は内部が彫刻、絵画で飾られ、金色の装飾に光が差し込んで、空気が金色になっているように感じた。この大聖堂は内部はコンクリートの打放しだが、そこに黄色い光を当てることで、実際にはそこには無い装飾と日の光によって同じような空気の質が生まれているような感じがした。失われた装飾の残像をみたような。


課題は多く残ったのだが、東京カテドラルでのREの主催事業の実施への足がかりにはなったように思う。

オルガンコンサート中に、クロカワさんの死去について想う。先日師であるタンゲさんもここで皆に見送られた。

合掌。


二時間の撤収作業の後、手伝ってくれたいろいろな大学の学生と一緒に、高田馬場に移動して打ち上げ。