高野連を思い出す

偽造マンション建て替えを駆け込み申請へ、確認手続きの長期化避ける

 構造計算書の偽造が原因で建て替えるマンションのなかには、改正建築基準法施行の前に駆け込みで建築確認申請を行おうとしている物件がある。改正法の下では建築確認手続きが入念になる代わりに長期化し、工事の完了を遅らせる恐れが生じている。被害者である偽造マンションの住民が、構造計算書偽造問題の再発防止を目指したはずの改正法を必ずしも歓迎しないという皮肉な事態となっている。(中略)

改正建基法が施行されると、建築確認手続きは構造計算適合性判定の導入や様々な規制強化のために、確実に長期化する。その結果、建物の安全性は高まるとしても、竣工が09年7月よりも遅くなると、家賃助成を受けられなくなる期間が生じてしまう。建て替えで二重ローンを抱えるなど、経済的に余裕のない住民にとって大きな問題だ。(以下略)

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20070514/507545/

法改正は、むろん安全性の向上のためになされるのだろうが、導入スケジュールが強引すぎる。(強引な連想だが)なんだか高野連のやりかたを思い出してしまう。もともとの自分たちの責任を棚上げにしておいて、もっともな正論をぶち、結局まわりにつけを払わせているという意味で。