コンテナにつめこまれたもの


コンテナに格納した小さなデータセンター「Project Blackbox」に入ってみた

 物理的なコンテナを、まるまる1つデータセンターにしてしまうサン・マイクロシステムズの「Project Blackbox」の中に入ってみた。約15平方メートルの設置面積に250台のサーバを詰め込むことができるという高い集積度を持つ、世界初の「移動できるデータセンター」だ。先行事例として、すでにスタンフォード線形加速器研究所が導入を決定しているほか、今夏にも一般向け出荷を始める。(中略)

 Project Blackboxは、海路や陸路といった輸送で標準的に使われているサイズのコンテナを、その外形を変更することなく中にデータセンターを構築した、一風変わったプロダクトだ。コンテナのサイズは世界的にISO規格で統一されているため、既存のコンテナ運搬、ハンドリングのインフラがそのまま使えることがメリットの1つ(ただし、日本国内では独自の小さなコンテナも使われている)。担当者によれば、新規にデータセンターを構築するとなると平均的には1年から3年かかるところ、Project Blackboxなら90日程度でデプロイできるとしている。オリンピックなどの期限付きイベントで、現場に一時的なデータセンターを設置するケースには、こうした設置・撤去の容易さも大きなアドバンテージとなる。(以下略)

http://www.atmarkit.co.jp/news/200705/10/blackbox.html

輸送用コンテナの利用、というのはモビリティを意識した建築のアイデアの典型ですが、こんな利用もあるんですね。