ミラクル

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既存校舎を新校舎で覆いながら増改築、大分県日田市の中学校

 鉄筋コンクリート造・3階建ての既存校舎を、4階建ての鉄骨造の新校舎で覆いながら増改築を進める、というユニークなプロジェクトが大分県日田市の三隈中学校で進んでいる。2006年6月に始まった工事は2008年1月いっぱいに終える予定だ。

 発注者の日田市が採用したのは、ミラクルスリーコーポレーション(大阪府吹田市)が開発した「ミラクル構法」だ。既存建物を覆う形で鉄骨造の増築部分を建設することで、既存建物を使いながら工事を進めるもので、戸建て住宅や民間マンションの増改築工事で実績を伸ばしている。(中略)

 全体工事費は12億1100万円。仮設校舎を使う従来の工事と比べると工事費は約1億6000万円を削減できる格好だ。工期も2カ月短縮している。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20070109/504031/

リノベーションやコンバージョンを考える際にある、既存RC造建物の新築鉄骨上屋による構造補強と増築の実例。

出雲で工事をしている「HOUSE H」の既存部分の補強(今回は実現しませんでしたが)も、基本的には同じような考え方をしている。

出来上がりのデザインがかっこわるいのが難点ですが、、、こういった実例が増えるのは頼もしい。


■続報

気になったので、ミラクル構法のサイトをもう少し読んでみたのですが、結構激しい事例がたくさん載っていますね。おもしろい!

http://www.miracle3.co.jp/case_study/index.html