0812 UIWS ファイナイル・プレゼンテーション

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朝は7時前に起き、タクシーでサーキュラキーへ。早めについたので、フェリー乗り場に面したホテルのレストランで朝食。25ドルでフルーツいっぱいの朝食をいただく。

9時過ぎにフェリー乗り場に行くと、先生たちや学生が荷物や模型などをもって集まっている。みなでフェリーに乗り込み、いざ、出発。トム・リバードさんはペイズリーのスーツ。もうこの人にはかないません。

島に着くと早速REスタジオは準備に取り掛かる。念入りに床に水をまき、PCやビデオプロジェクターを立ち上げ、目に付くごみや雑物を片付ける。ほかのスタジオは模型などをセット。


11時になり、定期フェリーがお客さんたちを運んでくるのにあわせて展示開始。われわれのインスタレーションの日中の様子をまずみんなに見てもらう。水面に映し出される工場の構造体やトップライトの光の筋が美しい。その場ではまったく説明などせず、そのまま皆を講評会が行われる場所を誘導。

最初はヘンリーさん率いる3年生のスタジオの発表。アーティストの作品の触発された手法から、デザインを導き出すというもの。

昼食はプラトーと呼ばれる高台にあるガードハウスにしつらえられた即席のカフェテリアで。廃墟の中に真っ白なテーブルクロスがかけられた食卓があるだけで様になる。

14時過ぎからハイメさんのスタジオ。3つのグループに分かれて発表。ひとつのグループは模型も作りこまれていて共感が持てた。

その後リサとグレックのスタジオ。2つのグループ。CGやアニメーションを駆使したプレゼンテーション。模型もアクリルをレーザーカットしたもので、迫力がある。おそらく、いわゆる設計の成績のいい学生はここに集まっていそうだな、という感じ。


われわれのスタジオは17時40分ころから。簡単な説明の後、フェイズ1の各自のアイデアを紹介するビデオと、フェイズ2のトライアンドエラーの様子をビデオで紹介。ビデオはサムとカルロという二人の学生が中心となってまとめてくれた。二人とも映像をつくるのはまったくの初めてということだったが、いいセンスをしている。

ビデオは好評で、期待のたかまった聴衆を誘導して会場となるタービン工場へ。長さ100メートル、幅25メートル、天井高も25メートルはあろうかという空間の床一面に打たれた水。学生たちが一生懸命ならべて一本一本火を灯していった数百本のキャンドル、ビデオプロジェクターの光、音の作り出すインスタレーション。観客たちはその様子を楽しんでくれたようだ。

シドというスタジオの学生が誕生日だというのでみなで歌を歌ってお祝い。「じゃあ、全部のキャンドルを消して!」というと、さすがに無理だよと笑っていた。


打ち上げのパーティーがガードハウスで行われ、みなでゆっくりとすごすが、REスタジオの学生たちは食事もしないでインスタレーションの片づけをしてくれる。このあたりの学生の仕切りはジョアン様様という感じ。


フェリーで島を離れて、本土につくと、タクシーに分乗して大学へ。機材を放り込んで近所のタイ料理屋へ。シドのガールフレンドも合流して打ち上げ。たった2週間ほどであったが、彼らと離れると思うと、ちょっとセンチな気持ちになる。連絡先を交換し、何度もサヨナラを言い合って分かれる。

その後はトムさんのスタジオへ。最後のどんちゃん騒ぎ。トムさんはグリーンのきれいな色のスーツに着替えている。パーティーのテーマは「under water love」だとか。何のこっちゃ。皆朝まで騒ぐつもりのようだが、体力が持たず、26時過ぎにお暇する。遊ぶのも体力がいる。