1/1 北京市、三河市、廊坊市、呼和浩特市

syamashiro05312006-01-01


7時すぎに目を覚ます。熱いシャワーがうれしい。窓から見ると初日の出が北京のタワー群の向こうに見える。迎えが来たので、再び建外SOHOのオフィスへ。


オフィスへ行くとLさんの他に、何人かの若いスタッフがいる。中国でも1/1は祝日なのだが、急ぎの調査があるということで働いているようだ。今後のスケジュールについて話す。どれだけの作業が可能かはともかく、すべての敷地を見せてもらうことにする。


彼らがすでに仕事をしている北京市の東側の三河(サンフー)市、これから仕事をする同じく北京南側の廊坊(ランファン)市。そして北京からは500KMくらい離れている内モンゴル自治区省都呼和浩特(フフホト)市、そして鄂爾多斯(オルドス)市を2日間で車で廻ることにする。Lさん、ヤマシロ、ニシザワ、運転手の4名での旅。建外SOHOの中華料理屋で簡単な朝食を摂り、三河市へ。


三河市へは天安門広場故宮などが面する長安街をそのまま東へ車で1時間ほど。北京市の衛星都市。ここで彼らが手掛けた街路景観整備の仕事を見せてもらう。まだ工事中の部分も多いが、市当局からは高い評価を得ているそうだ。景観整備といっても、街灯、トイレ、バス停の整備などの他に、交通計画そのものの変更、既存建物の取り壊し、新設の橋のデザインなども含まれている。さらには公共施設、商業施設などの既存建物のファサードの改修なども提案、実施されている。目に見えない交通システムの提案はもちろん、目に見える部分は、既に建設使用されている建物の取り壊しから外装の変更まで提案が可能で、それが次々と実施に移されている様は、やはり驚きとしか言うほかない。


その後さらに廊坊市へ。環状6号などを使い、さらに車で1時間程度。これから街路景観整備を手掛けるという全長8kmの道路を見る。現在、多くのスタッフや外部の専門家の協力を得て、網羅的な調査を行っているそうだ。


北京市へもどり、レストランで昼食。今度は広東料理。その後いよいよ内モンゴルを目指す。


内モンゴルへは車で約5時間。東京-大阪くらいの距離か。切り立った山々が連なる風景、地平線の見えるような草原などをながめながら過ごす。次第に陽も落ちてきて、気温が下がっていくのが分かる。


途中なん箇所かで休憩。どんどんと寒くなり、うっすらと雪が積もっていたりする。雪そのものはそれほどでもないが、あまり体験したことのない温度。凍てつくガソリンスタンドで立ち尽くしながら、「5日前まではここにくる予定すらなかったのにな、、。元旦からなんでこんなところにいるんだろう、、、。」とうれしいような、おかしいような気分になってくる。20時過ぎに呼和浩特へ到着。人口70万人の都市。モンゴル料理屋で夕食。いまちょうどインターンのためにフフホトで働いているというLさんのガールフレンドが合流。


その後ホテルへ。昨晩のアパートと打って変わって、今回は4-5星クラスの立派なホテル。部屋でもこうしてブロードバンドがしっかりつながっています。中国での楽しみ、マッサージに出かける。明日は6時集合の予定。