//Slanting CAVE

syamashiro05312005-11-15


三鷹市下連雀に26坪ほどの小さな住宅を設計し、現在工事中。15坪弱の土地に鉄骨造3階建てで、1階にガレージと小さな和室をとり、2階にLDKと水廻り、3階に寝室とサンルームと呼ぶセカンドリビングを持っている計画。


お施主さんから「密集している近隣に対して窓を開けたくない。窓は出来るだけ小さくしてほしい」というリクエストがあった。そのためプライバシーは確保しながら、明るさや通風を確保することがテーマになる。


コストが厳しかったため(最近、くる仕事、くる仕事、単価が下がっている気がするのだが、、、)、これまでいろいろ試みた内外の空間を組み合わせる凹凸の多い外形は禁じ手にして、インテリアに外部空間のような開放感やある種の荒々しさを持たせることを試る。


そこで、2階から3階にむかって斜めにつながる一種の吹き抜け空間「Slanting CAVE 斜行する洞窟」をもうけ、外からは覗き込まれないけれど、太陽の光は取り入れられる、そういう空間を提案。内装はラーチ合板仕上げとし、木質系でコンクリート打放しのような荒々しさと未完成な仕上げの面白さを持つ風合いを狙っている。


秋の不順な天候による遅れを取り戻すために、現在急ピッチで工事中。


12月中旬(おそらく11日(日))のオープンハウスを予定してます。


Slanting CAVE 今日の様子:
http://buildinglandscape.com/blog/

Slanting CAVE 計画案:
http://buildinglandscape.com/archive/2005/05/_slanting_caveproject.html