北京WS 11日目 :: マツバラさんレクチャー

今日はゆっくりと起きる。
シャワーを浴びて、ワークショップ会場に。

午前中からみんな作業に集中している。
ほとんどのメンバーはパソコンに向かって作業をしている。
ときどき個別のエスキスをしたりしながら過ごす。


学生と一緒に大学の門前の食堂で昼食。

一度ホテルに荷物を取りにいった後に再び会場へ。

午前中と同じように相談にのったり、自分の作業をしてすごす。


17時になり、マツバラ先生が到着。
「現場設計」と題したレクチャー。

マツバラさんが中国にきてから、この4、5年間に家具から初めてインテリア、そして最新の建築の計画までを2時間に渡って説明していただく。
中国で建築設計をする醍醐味の一つとして、大規模な開発や設計を出来るということがよく言われる。
それに対して、マツバラさんはむしろモノの作られ方、設計とものづくりの距離が非常に近い状態にあることに面白さを感じられているようだ。
どちらも中国の現在の特徴には違いないが、ある意味まったく正反対の視点とも言える。

マツバラさんは社会やクライアントが成熟していくなかで、規模などを追いかけるだけでなく、ある程度もの作りのレベルでもちゃんとしたものを作っていかないと、早晩中国の中でも立場を失っていくのではないかというように感じられているようだ。

僕も同じように感じていたので、とても興味を引かれた。

学生からもたくさん質疑が出た。


レクチャーの後、マツバラさんが設計をして完成したばかりの和食居酒屋に。

タクシーに分乗して向かう。日本人学生のうち6名が参加。

久しぶりの和食を楽しみながら、マツバラさんの話を聞く。鯖の塩焼きや豆腐がうれしい。
焼酎などを楽しむ。


学生たちはもどって作業をつづけるというので、23時ころにお開きにする。

再びタクシーに分乗して、大学方面に帰る。


明日はまた作業に集中する予定。夕方にはナンバ先生が北京入り。
明々後日はキシダ先生、チバ先生が北京入りし、その後14:00から最終講評会の予定。

もう一息がんばりたい。