個人と組織

最近は空いた時間や、就寝前などにはKindleで、これまでは殆ど読んだこともなかった小説を読んでいる。これまでの読書はもっぱら学術書や雑誌、評論などで、ある種の情報収集であった。自分の場合。

AmazonKindleストアで目についた(買いやすい)、池波正太郎(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)、山崎豊子(『白い巨塔』『華麗なる一族』『大地の子』)、福井晴敏(『亡国のイージス』『終戦のローレライ』)など。肩の凝らない、娯楽として読んでいる。

これはあらゆることの根源ということなのだろうけど、設定は違えど、個人と組織(幕府、御家、大学病院、都市銀行中国共産党、大企業、自衛隊北朝鮮、日本軍、ナチスドイツ)の葛藤の物語。

都市をつくり、あらゆるものを発明し、発展させるのも組織であれば、個人を阻害するのも組織というものなのだなあと感じる。