SWS 0920 レンタカー/ノース・アバロン/ライトハウス/チャイナタウン

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朝は7時に起床。メール送ったり、レクチャーのスケッチをしたりしてすごす。9時にホテルのロビーへ。ジョアンさんから電話があり、レンタカーを借りてホテルへ向かっているが、今日はシティーラソンのために市内の交通が麻痺しているとのこと。ホテルのカフェでナンバ先生と食事をしながら待つことに。

朝食は昨日に続いて、トーストの目玉焼き(二個)のせ。遅れてジョアンさんが到着し、車でシドニー郊外へ。市内は南北の大通りが遮断されているために、東西に移動するために大きく迂回する事に。渋滞したサリーヒルズなどの住宅街の道をゆっくり進む。今日も快晴で、きれいな街路樹の続く古いタウンハウスの風景を見ながら進むのは楽しい。その後ハイウエイの入り口に入り、トンネルでシドニーハーバーを超えて、一路北上する。郊外に入ると、ゆったりと丘を登ったり降りたり、大きな湖の横をとったりしながらドライブが続く。シドニーの豊かな人々の中には、市内ではなくこの北側の郊外に住むのを好む人も多いという。しばらくするとビーチが顔を出し、さらに進む。途中おみやげのワインやビールを買い、一時間強でノース・アバロンへ到着。ビーチをすこし覗いた後、ジョアンさんの友人であるフランチェスカとピエトロのカップルの別荘へ。二人はイタリアから移り住んできたらしい。古い別荘の裏庭に増築がなされ、その二つを結ぶ部分に大きなデッキのテラス空間があり大きなトタンの屋根が掛けられている。簡単な作りで、豪華な材料を使っている訳ではないが、別荘らしい伸びやかな空間。なぜ若いカップルが超豪華という訳ではないにしろ、こんなウイークエンドハウスを持てるのかとこっそり聞くと、親が金持ちだからということ。なるほど。

しばらくビールやワインを飲みながら歓談。その後ピエトロさんが以前勤務していた建築事務所の建築家でもあるPeter Stutchbury ピーター・スタッチベリー氏が到着。グレンマーカットにつづく世代の、シドニーを代表する建築家。しばらくおしゃべりをした後、食事が始まる前に、と同じアバロンにあるピーターさんの事務所に案内してもらう。日本の別荘のプロジェクトの写真や図面を見せてもらう。ローカルアーキテクトに知り合いの東京の若い建築家の名前を見つけてびっくりする。

その後フランチェスカたちの別荘にもどり、食事を始める。さらにメンバーが増えていて、にぎやかな会に。来年2月にシドニーでヤマシロも参加する展覧会を計画しているが、そのギャラリーのオーナーであるジェイムスさん一家も来ていてびっくり。世界は狭い。ピエトロさんは建築家だが、料理も本格的。料理教室のようなものもやっているらしい。建築の設計よりうまいんじゃないかというジョークも飛ぶ。シンプルだがとても美味しいイタリアンをごちそうになる。食事の後は、ジョアンの友人である建築家のアンドリュー・バージェスさんにつれられてアバロン半島の北端の灯台へ。ここはウッツォンもよく来ていた場所とのこと。ビーチから急な小道を登っていくとすぐに息が切れるが、登りきると爽快な風景。夕暮れ時の美しい光の中、雲の動いていく様子が360度に渡って展開する。しばらくして雨雲がやってきて夕立に。しばらく廃墟の軒で雨宿りをして帰る。途中アンドリューさんの設計した別荘へ。これもまた気持ちいい空間。おばあちゃんから孫まであわせて30人がクリスマスを一緒に過ごすための別荘だという。

夕食も一緒に、と誘われたが、さすがに疲れが出たので、シドニーに帰ることに。帰りは渋滞もなく一時間弱でシドニー中心へもどる。チャイナタウンで簡単にフォーの夕食。充実した一日。