建築を祝おう!


鳥取・旧明倫小 円形校舎を飾りつけ

 「円形校舎をケーキに」−。倉吉市立明倫小学校が創立100周年を迎えたのを記念し、倉吉市鍛冶町1丁目の旧円形校舎をバースデーケーキにするイベントが始まった。4日夕、イルミネーション点灯式があり、夜空に巨大ケーキがお目見えした。

 地元住民らでつくる円形校舎ケーキ化プロジェクト実行委員会(稲島正彦代表)が主催した。

 同校は1909年に開校し、同校舎は55年に完成。直径27メートルの円柱状で、鉄筋コンクリート3階建て。昭和モダニズムの遺産と評されている。同小は76年に余戸谷町に移転し、同校舎はシルバー人材センターなどに利用されたが、耐震基準を満たさない危険建物として閉鎖。市は2007年に解体の方針を示したが、昨年方針を見送っている。

 作業は実行委メンバーらが22日から開始。赤と白の布で覆い、ろうそく型のオブジェも6本設置して、ケーキの雰囲気を出した。周囲はイルミネーションで飾った。

 午後6時半からの点灯式には、同小児童や住民ら200人余りが参加。保存運動に取り組む稲島代表は「機会があれば、形を変えながらいろいろなケーキにしたい。地区を明るく元気にするシンボルにしたい」とあいさつ。参加者全員で「ハッピーバースデー」を歌った後、カウントダウンで点灯した。

 20日まで夕方〜午後10時に点灯する。13日から20日まで、同校舎で明倫小創立100周年記念PTA事業として「明倫100年展」を開く。

http://www.sanin-chuo.co.jp/event/modules/news/article.php?storyid=514775162

以前「建築をほめよ!」というログを書きましたが、今回は「建築を祝おう!」でしょうか。

お世辞にもハイセンスとは言えない様子ですが(笑)、愛情が感じられるイベントです。先日東京カテドラル聖マリア大聖堂で行ったイベント「SOFT ARCHITECTURE@St.Mary's Cathedral, Tokyo」も基本的には同じ精神です。