DAL 0529 スタジオ/住宅展示場/中間講評/講演会

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朝7時前に起床。大学敷地内のホテルから、建築与美術学院の校舎へ。スタジオでの作業の様子をみたり、個別のエスキスをすすめる。建物の5階がスタジオに割り当てられている。最上階で大きなトップライトのある中央の空間にはいくつものテーブルが並べられて5つほどのグループが作業をしている。両側にならぶスペースにも6つほどのグループが分かれて作業をしている。プロフィリットガラスでしきられた教員用のスペースは2週間ほど前まではトイレだったところを改修して今回つくったとのこと。飲み物やスナック、くだものなどを備えた軽食コーナーもある。備え付けのパソコンなどのほか、WIFIも完備されている。これだけの施設が通常の授業のためではなく、今回のようなワークショップのスタジオのために準備されているというのはうらやましい。

お昼は仕出しの中華弁当を食べ、食後に山本理顕さんが設計し、佐藤淳さんが構造を設計したという集合住宅の展示場をみに行く。漏斗のような柔らかな曲線をもった柱が立ち並び、外周は緩やかな緑の丘のよう。昨今の経済のスローダウンの影響は多少あるようだが、中国では国策として開発のスピードを緩めないような政策がつよくとられているようだ。大連は他の沿岸地域にくらべれば開発のスピードがほどほどだったため、まだ伸びしろは大きいという判断もあるようだ。

午後は中間講評。スケッチとパワーポイントを併用しながら発表と講評。短い時間で英語でやり取りしていく。慣れない参加者には難しいやり取りかもしれない。短期間なので仕方がないかもしれないが、どうしてもアイデアの寄せ集め的な発表になる。コアをしぼって案を展開するようにアドバイスをする。

夜はナンバ先生、イシカワ先生の講演会。中央図書館の大講堂で。イシカワ先生のレクチャーを聴くのははじめて。ハーバードでランドスケープを学ばれたということで、先入観でピーターウオーカー的なアメリカンランドスケープのスタイルなのかと思っていたのがまったく違うことを知る。ゆっくりとした語り口だがとても力強いレクチャーで印象に残る。

講演後は先生方で夕食。少人数でゆっくりと話しが出来た。