DAL 0412 南山/望海街/児童公園/中山広場/オリンピック広場/電脳市場/ロシア人街/開発区/金石港

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朝は6時30分起床。準備をし、ホテルのレストランでおかゆの朝食。7時過ぎにホテルを出る。

最初はホテルを出て南に向かう。旧満鉄病院の建物を眺め、坂道を上っていく。建物は変哲もないものだが、坂道に建っているだけで思いがけない風景が生まれる。外語大学のあたりを眺め、望海街という南山の地区を歩く。建物はかなり痛んでいるが往時のにぎわいが想像できる。大きな区画が再開発され戸建ての開発がされている。真ん中に広々とした通りが通っている。日本をテーマとしているらしく、怪しげな日本人形を大きくしたような彫像が並ぶ。安倍晋三氏の揮毫による看板も。再整備された児童公園を通って、ホテルのある中山広場に戻る。

中山広場に面した建築を眺めた後、バスでオリンピック広場を目指す。バスは1元(17円)。大連のバスの数は人口あたり中国一とのこと。オリンピック広場の周囲は大きな集合住宅地で新しい商業施設もひろがる。スタジアムは老朽化したので別の場所に新築され、今後ここのスタジアムは取り壊されるそうだ。スタジアムの前に広がる広大な空地は、広場とサッカーコート。ここの地下は二層にわたって地下街が広がっている。サッカーコートの地下は電気街になっていて、パソコン、携帯、ゲームなどに関連する大小の店舗が広がっている。スポーツとパソコンという対照的なプログラムが上下に展開している。近くの食堂でラーメンを食べ移動。

中山広場までバスでもどり、歩いてロシア人街を目指す。大連のもっとも古い地区。完全に観光地化されていてがっかり。早々にホテルに引き上げる。

ホテルのカフェで昨日の打ち合わせの議事録を作成。ネットで送信。12時にホテルのロビーでイシカワ先生らと待ち合わせ、車で大連の北にある開発区へ向かう。高速道路で30分ほどで到着。多くの日本企業が進出している工業団地やオフィスなどが広がる。ここの新しい地区だけで150万人の人口があるとのこと。市役所のオフィスで都市計画などの説明を聞く。この地区には大連港の産業機能が移転してくる(現在の大連港には旅客や造船の機能のみが残るらしい)。

その後金石港やさらに北のこれから開発される地区を見学。赤土の広大な空地が広がる。小さな農村集落や、エビの養殖場、ワカメの加工場などがあるが、これらは近い将来どうなるのだろうか。こういった信じられないような大規模な開発が、どんどんと進められていくのだろう。

夜は大連中心街にもどり夕食。海鮮のおいしい食事をいただく。その後マッサージにつれていってもらい、今日の疲れをとる。