TRWS2007 0913 ナンバ先生レクチャー／コロッセオ／フォロ・ロマーノ／カンビドリオ広場／レンゾ・ピアノ／ピニエット

朝6時に起床。事務所に電話。コンペの作業状況の確認。カメイさんと施工図の打ち合わせ。

朝10時ころからナンバ先生のレクチャー。建築の四層構造と箱の家について。

レクチャーの後はひとりでローマを散策。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、カンピドリオ広場などを訪れる。古代ローマの遺跡は「建築」というより「地形」のようなものに感じられた。表面の仕上げの大理石やスタッコがなく、朽ちたレンガで出来ているせいもあるが、必要によって、つくったり、取り除いたりできるものというより、動かせない山や川のような存在として扱われているようにかんじるからだろう。

夕方大学に行き、みなでレンゾ・ピアノのオーディトリアムを見学に。昨年のワークショップに参加していた女性がガイドを務めてくれる。当初の設計は、敷地から遺跡が発見されたため、変更されたとのこと。中庭に発掘された遺跡がみえる。

夜はレオーネさんとその友人とピニエットというあたらしく発展しつつある住宅街のレストランへ。一度スラム化しそうになった住宅街に、レストランや店が作られている。建築家も多く移り住み、リノベーションして住んでいるらしい。門限におくれそうになり、慌てて車で宿坊に帰る。