CSP 0826 出雲/小伊津

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24日の懇親会にも参加いただいた出雲の建築家カメタニさんとナンバさんに誘われ、出雲市の平田ほうめんの漁村集落を見に行く。小伊津町(Google mapリンク)という場所で、名前も初めて聞く。

雲州平田駅の駅前で拾ってもらい、山を越えて日本海側へでる。

小さな漁港に面した急斜面に、3階建ての住宅が密集して建っている。海岸線に平行に、つまり等高線なりに住宅が連なり、住宅の列と列の間には幅1.5-2.0mほどの狭い路地がある。路地と次の路地は一層分高低差があるため、二本の路地に面している住宅では、建物1階と、2階の両方から入れるようになっている。

狭い路地の間には両方からひさしや張り出しがあったり、またがるように屋根がかかっている場合もある。

この漁村は若い人々を含めて、人口が減っていないらしい。空き家も見当たらない。これは、アマダイやノドグロをとる特別な漁法をもっている豊かな漁村であるからだそうだ。建物自体はどんどん建て替えられているらしく、あまり見所はないが、ディテールが面白い。そして何より地中海沿岸の集落を思い出させる建ち方が面白い。とても面白い集落を見せてもらった。