透明建材の夢

室内温度上昇を抑える省エネガラスを開発、産総研

 明るさは取り込むが、熱は反射して室内の温度上昇を抑える――。産業技術総合研究所(以下、産総研)は、こんな性能をもつ透明な省エネガラス「日射熱反射ガラス」を開発した。

 酸化チタンと酸化ケイ素を主原料とする積層構造の光機能薄膜を、ガラス表面に形成する。各層の厚さを数十ナノメートル(ナノは10億分の1)に制御することで、特定の波長の日射に対する反射率を高めることができる。開発した日射熱反射ガラスでは、可視光透過率が実測値で82%、日射中の赤外線(熱線)エネルギーの反射率は約50%と概算している。60Wタングステン電球の光を、ガラスを通して温度計に照射する実験では、温度上昇を74%に抑制した。(以下略)

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20070703/509376/

まだまだ素材の開発は続きますね。特にガラス関係は今日の常識が明日には覆っている、というようなことがありそうです。

でも、どうせなら、このくらい荒唐無稽(とも思える)なことをまじめに研究してくれるところも、日本にもあってもいいのではないでしょうか。