どこの下を通っているのか

「あのとき車窓から見えた建物」も表示・グーグルが乗り換え検索PC版

 グーグルは23日、目的地までの交通ルートを表示する乗り換え案内サービス「Googleトランジット」のパソコン向けサービスを始めると発表した。航空写真などと組み合わせた地図と連携させることで、ルートを視覚的に確認したり、「あのとき電車から見えた建物」を地図上の航空写真から見つけたりすることもできる。昨年10月に発表した携帯電話向けサービスのパソコン版試作バージョンとなる。

 アドレスはhttp://www.google.co.jp/transitで、23日夕方に利用可能となる。携帯版同様、同じ名前が複数存在する駅名を入力しても、出発・到着駅間の距離などに応じて該当する駅を自動で判別し、検索の手間を省いた。「東京タワー」などの名称でも検索でき、出発地点に応じた最も便利な最寄り駅を表示する。(以下略)

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbe000023042007

乗り換え検索を活用して移動すると、物理的な場所の感覚が希薄になるような気がする時がある。例えば出張などで全く行ったことのない遠くの駅まで、ナビゲーションにそって何の問題もなくついた時。
車中でもネットにつないで仕事をしていて、乗り換えの時に時々意識を外の世界に向け、また仕事にもどる。そんなことを繰り返しているうちに、まったく知らない土地の、知らない駅の改札にたどり着いている、そんな経験がよくある。

Googleトランジットはそんな場所から切り離される意識を再び場所の感覚につなぎ止めることになるのか。あるいはもっと離れたところへ連れて行くのか。

地下鉄に乗っているといまどこにいるのか分からなくなる時があるが、このサービスでは(誤差も感じるが)地下鉄のルートも表示してくれる。いつも何となく乗っている地下鉄の線路の上部の風景を想像してみても楽しいと思う。