穀物倉庫をMVRDVが


穀物貯蔵庫を再利用した集合住宅へ

(中略)

 この辺りは戦後、海運業界の不振と運搬手段の変革のあおりを受けて港の機能や倉庫群は疲弊し、非行化や社会問題の元凶となっていた。そこで、30 年ほど放置状態だった家畜飼料用の穀物を貯蔵するサイロの処遇問題が浮上し、産業モニュメントとして残して再構築することになった。オランダの建築事務所 MVRDVとデンマークのJJW ARCHITECTSのコラボレーションによって、集合住宅にコンバージョンしたのがこのジェミニ・レジデンスだ。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20070322/505468/?P=1

MDRDVが穀物貯蔵庫をコンバージョンした集合住宅。

卒業設計などでも定番の?プログラムだが、さすがに切れ味がいい。

外観としてはガラスのバルコニーで囲い、居住環境を良くしていると同時に、足下のかなりの高さをもとのコンクリートのまま見せている。内部のアトリウムも普通に新築したら出てこないスケール感で、なにを残し、何を変えるか、ということがよく考えられているようだ。