時間をデザインする

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Responsive Environmenturban dynamics laboratoryを共同主宰する日高仁と山代悟がディレクターをつとめるトーク・イベントを1月28日に秋葉原で行います。これは展覧会「shrinking cities X fibercity @ akihabara」にあわせて行われる連続シンポジウム「トーク・イン 縮小する都市の未来を語る」の一環として行われるものです。

参加いただくプレゼンテーターは梶原文生氏(株式会社都市デザインシステム代表取締役社長)、田中陽明氏( 春蒔プロジェクト株式会社代表取締役)。都市デザインシステムはコーポラティブ・ハウスという形式を東京に根付かせ、コーポラティブ・ビレッジ、リゾートなどを展開。リノベーション・ホテル「CLASKA」、リノベーションによる集合住宅の再生を手がける会社「リビタ」などを関連会社として立ち上げています。田中氏はflowというメディア・アートのグループの中核メンバーとして都市の中に様々なイベントを仕掛けてきた他、co-labというクリエイターのコラボレーション・オフィスを運営しています。

こういった実践的な活動を行うプレゼンテーターを迎えて、イベントのような短時間の時間のデザインから、数年単位のコミュニティのデザイン、街のデザインまで様々なレンジの時間のデザインについてディスカッションをしたいと思います。

一方的なレクチャー、質問、という形式ではなく、参加者全体で議論できるような時間をデザインしたいと思います。現在考えている進行は、

1. ディレクター、プレゼンテーターによる自己紹介、問題提起としてのプレゼンテーション
2. 参加者を含めて全体を3-4グループに分けてのグループディスカッション
3. ブレイク(ワインを飲みながら?)
4. グループごとの議論の報告
5. 全体でのディスカッション

という流れ。これはシドニー大学で行われたシンポジウム「Urban Island Symposium」のユニークな進行に習ったものです。


この一連の展覧会、シンポジウム、トーク・インはベルリンの建築家フィリップ・オズワルド氏の「Shrinking Cities」と、東京大学の大野秀敏氏らの「FiberCity」の二つの調査研究が中核になっています。

2003年に日高氏と東欧に調査に出かけた際にもオズワルド氏のオフィスを訪ねてお話を伺いました。「ユーバリをどう思うか」と問いかけられたりしましたが、彼の予言通り?夕張市財政破綻しました。

今後の日本の都市のあり方を問う、重要なイベントとなると思います。ぜひ足を運んでください。



トーク・イン 縮小する都市の未来を語る「時間をデザインする」
http://www.sfa-exhibition.com/taikin.html

■日時:
2007年1月28日(日)14:00〜17:30
■会場:
AKIBA_SQUARE(秋葉原UDX2F)
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX
■ディレクター:
日高仁SLOWMEDIA主宰、東京大学)+山代悟(ビルディングランドスケープ東京大学
Responsive Environmenturban dynamics laboratoryを共同主宰
■プレゼンテーター:
梶原文生氏(株式会社都市デザインシステム代表取締役社長)
田中陽明氏(春蒔プロジェクト株式会社代表取締役
■参加費:
1回/1,000円 フリーパス(何回でも参加可能*)3,000円
フリーパスでご参加の場合も、事前予約は必要です。