スポーツ施設をオフィスにコンバージョン

スポーツ施設をオフィスに転用、約60億で取得した建物が100億円以上に

 スポーツ施設を賃貸オフィスビルにコンバージョン(用途転用)する江東区東陽4丁目のUSCビルの改修工事が2007年1月に完了する。既存のビルを含めたオフィスとしての賃貸可能床面積が大幅増。賃料単価もアップし、年間6億2600万円以上の純利益(NOI)を生む見通しだ。6.0%の利回りで割り戻せば、価格は104億円になる。改修工事の完了後に売却する計画だ。

 大規模な改修工事の舞台となったのは、オフィス用途を主体としたUSCビル、屋内テニスコートを備えたスポーツ施設、それにオフィスと住居スペースからなる鵜川ビルの3棟だ。(中略)

 改修工事では、オフィス用途の容積を生み出すため、鵜川ビルを解体。余った容積を用いて、スポーツ施設をオフィス棟に転用した。改修前のスポーツ施設の内部には、2層のテニスコートがあった。ここに床を増設し、5層のオフィスフロアを設けた。さらに、USCビルの1階にあったプールなどのスペースもオフィスに変えた。こうした工事によって、オフィスの賃貸床面積は改修前の約2700坪から、改修後には約3800坪へと大幅に増えた。(以下略)

http://nfm.nikkeibp.co.jp/fa/free/news/20061222/503788/

解体したビルの容積を転用するということは、三つの建物の敷地をひとつに合筆して、ひとつの建物として確認申請を取り直す、というプロセスをふんだとうことでしょうか。

改修の前後のダイアグラムから想像すると、もともとのスポーツ施設らしい大空間がなくなっているように見えるのですが、実際はどうなんでしょう。そうだったら残念ですね。それでも興味あります。

こういった事例が積み重ねられることに期待したいと思います。