見た目も大事

W-ZERO3の仕掛け人が、あの行列の朝を振り返る」というインタビュー記事がIT Media エンタープライズというサイトに出ていた。山代も使用している、W-ZERO3を世に出した人物のインタビュー。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0610/17/news001.html

ここのなかで面白かったのが、

 W-ZERO3と、W-ZERO3[es]を見比べてみると、初代W-ZERO3は電話というより、情報端末らしい形状であるのに対し、[es]は電話らしい外観をしている。ウィルコムのような通信キャリアが発売する機器としては、こちらの方が「らしい」感じがする。

 しかし、須永氏は、「最初に[es]を発売することは絶対にできなかった」という。

 「原因は価格です。ご存じの通り、携帯電話は発売から数カ月すると1円で売られてしまう商品なんです。W-ZERO3はコストから考えても1円で売ることはできません。つまり、発売から時間が経っても、『この商品は携帯電話とは違う価値を持っている。価格が下がらなくても納得できる』とお客様に思ってもらう商品にしなければなりませんでした」

 携帯電話との違いを明確にするために、初代W-ZERO3は電話機とは違う形状とすることにこだわった。見た目が携帯電話というより、PDAに近いものであれば、店頭で店員が説明しなくとも価格の違いを納得してもらいやすくなるからだ。

というくだり。

自分は、初代W-ZERO3を購入し、ほどなく発売された[es]も購入した口なので、こんなにすぐに発売できるくらいなら、最初から[es]出してよ!と思っていました。でも、携帯電話とは違う、ということを認識してもらうためにあえて、らしくない外観を持たせたというのは、消費者としては不満は残りますが、納得です。