D.I.Y. アーバニズム

昨年末に「D.I.Y.アーバニズム」というFBページをひっそりと、オープンしました。
https://www.facebook.com/diyurbanism

年賀のメッセージも書きましたが、この数年、一般的な建築設計の実務と平行して進めてきた、6年のCitySwitch出雲、CitySwitchみなとふじ、大連理工大学での4年間に渡るスタジオ、その他のいくつかの研究系、開発系のプロジェクトで取り組んできたこと、今後取り組んで行きたいことを書籍にまとめるために、自分の(この一見脈絡のない)興味になにかキーワードを与えたいと考え、選んだのが「D.I.Y.アーバニズム」というキーワードです。

これまでも、「体験の共有」とか「参加」とか、いろいろと言葉を使ってみたのですが、いまひとつ自分でもしっくり来ていなかったのですが、自分的にはようやく腑に落ちた感じです。

「D.I.Y.アーバニズム」という用語は、別の記事にもあるように、(日本ではあまり聞きませんが)シドニーのシンポジウムなどでも頻発していた用語です。

「ひとりから始めるまちづくり(まちのデザイン)」
「合意形成」>>「トライアンドエラー
トップダウンから人を巻き込む」>>「ボトムアップではじめる」
コンサルティング」>>「ファシリテーション
コンサルティング」>>「協働」
コンサルティング」>>「教育」
「自分(たち)の課題を、自分(たち)で解決できる人を育てる」
というような志向性をもっています。

出来るだけ早く、一年後にはまとめて書籍にして発表できるようにしたいと思います(自分にプレッシャー)。

D.I.Y.という言葉の持っている、「レジャー的な日曜大工」という言葉の印象がどうかなと思っていたのですが、ちょっと調べてみると、D.I.Y.ムーブメントという言葉の使い方自体が、イギリスの第二次世界大戦後の市民主導による戦後復興のための運動から始まっているという記述をみつけ、心を強くしました。

もちろん、物理的な設えなどを自分の手で工作するということも含んでいますが、ものだけでなく、ことをつくることも含まれます。

お気づきのように、自分の興味を表したいということで選んだ言葉ではありますが、かなり広くて深く、かつ、大きな時代の転換も記述出来そうな言葉だと感じていますので、自分でやれていることだけでなく、もう少し広く捉えて、少なくとも10年つきあえる課題が設定できたかかなと感じています(もちろん、もっと大化けするかもと思っています)。

まだ記事は貧弱ですが、しばらく、思いついたことや、関係ありそうな記事のシェアなどをこのFBページに綴って行きたいと思います。