SWS 0917 0918 成田空港/シドニー空港/VULCAN HOTEL/Wake Up Sydney/UTS/ROCKPOOL

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17日は朝荷造りをして、スーツケースをもって事務所へ。事務所では様々な雑用を済ます。先日スタートした横浜の住宅のプロジェクトをウエタさんとスタディ。構造と環境制御を一体化した傘のような構造をイメージしてみる。ヒロセさんアンドウさんと確認申請の大詰めの様子を話す。複雑な敷地と法規制がかかっているので、審査の担当者も頭を抱えているようだ。普通の6倍くらいの審査の手間がかかっているらしい。設計もそれ以上の手間をかけているということ。

夕方に事務所を出て、新宿駅成田エクスプレスにのり成田へ。第2ターミナルにはユニクロができている。ソックスを購入。無事チェックインし、出国手続き、保険の手続きなどをして搭乗口へ。今年になって6回目の成田からの出国。搭乗口でナンバ先生と合流。電話でアンドウさんと申請の相談。搭乗ぎりぎりまで話し、機内へ。フライトは少し出発がおくれただけで、特に問題なし。夜も4時間ほど眠れた。

18日の朝。機内の朝食で目を覚ます。機内食というのは、本当に好きになれない。食べた事はないけれど、おそらくファーストやビジネスでもそう思うような気がする。(広い狭いの差は大きいと思うけれど)ずっと座っている同じ席で、同じ方向を向いて食べる、という事自体が気持ちが悪い。以前、コンビニのおにぎりをもちこんで、機内食を食べずにおにぎりだけ食べた事があるが、こちらのほうがずっとあっているような気がした。飛行機は定刻通り7時30分頃に到着。

入国手続き、バッゲッジクレームなどを終え、両替とプリペイド携帯へのチャージをしてタクシーへ。ナンバ先生と二人で市内のホテルへ向かう。空港から20分強でホテルに到着。VULCAN HOTELというシドニー工科大学(UTS)の側のデザインホテル。小さなアパートのリノベーション。荷物を解き、シャワーを浴び、ネットに接続してモバイルプリンターをセット。モバイルオフィス完成。

10時30分にナンバ先生とホテルで待ち合わせ、一緒に学生がとまるアコモデーションへ。セントラル駅の真ん前の新しい施設。一泊50$なので格安とは言えないが、スタジオの課題の対象地区にある。既に全ての学生が集合していて安心する。ジョアンとも無事に合流。学生のチェックインを手伝い、ジョアンに連れられて大学へ。

12時から、スタジオのガイダンス開始。講師の紹介の後、課題の趣旨の説明。UTSの再開発にともない、大学とその周辺部分に小規模な介入をすること、3,000$-30,000$の予算で実際に実現可能なものとすること、建築的な提案と同時に、グラフィックやソフトインターフェイスやイベントそのもののデザインもすることが条件。実際に今年は3,000$の予算がついているので、ものによっては今年実現できるとのこと。刺激的なプログラムだ。

ランチブレイクを大学のカフェテリアでとり、その後学生たち主導でグループづくりをしてもらい、早速調査を開始。その間、ジョアンに案内されて大学を見て回る。実際に見て分かったのは、「工科大学」というより、「芸術工科大学」という趣がある事。テクノロジーの裏付けのある、建築、空間デザイン、情報空間デザイン、テキスタイルデザイン、グラフィックデザインなどが混在している。とても刺激的な環境でうらやましい。

16時からはナンバ先生のレクチャー。スタジオのメンバー以外の聴講もある。質問も積極的。夜は一度、ホテルにもどり、その後ジョアンと三人でROCKPOOLというレストランへ。もと銀行の営業室と思われるところがレストランになっている。「WAGYU」を注文。美味。夜遊びしたいところでもあるが、昨晩機内であまり眠れていないので、早めにホテルへ。部屋からskypeのビデオ通話で家に連絡。ビデオ越しに家族たちとしばらくおしゃべり。こどもたちも慣れたもの。24時前には眠りにつく。