DUSP2008-2009 SYD 0224サーキュラキー/コッカトゥー島/シドニー大学/チャイナタウン

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今朝はバスでサーキュラキーを目指す。フェリー乗り場のカフェテリアでサンドイッチの朝食。Tom Rivard トム・リバートさんと合流。5番乗り場からフェリーに乗り込み、コッカトー島へ。途中で吉祥寺に住んでいたというインテリアデザイナーで、トムさんと知り合いという女性に偶然会う。いろいろと東京の話をする。

Cockatoo コッカトー島に着くと、Sydney Harber Fedaration Trust シドニー・ハーバー・フェレデーション・トラストのPatrick Fletcher パトリック・フレッチャー氏に出迎えを受ける。まずは一緒に島を一周する。2年前のワークショップ以降、どのように整備が進んでいるかを見せてもらう。安全性の気になる部分から柵ができたり、穴がうめられたりしている。現在ではキャンドルのような裸火をつかった作品はつくれないそうだ。僕達がインスタレーションをしたタービンホールには映画X-メンの撮影で使われたときのセットなどが残されている。木製だが塗装によってどうみてもレンガや鉄でできているように見える。キャンプサイトが整備されたり、丘の上の家を改修した高級コテージができていたり、展望用のデッキが作られたりしている。物理的な整備もすすんでいるが、多くの人々、特に学生がたくさんいて美術の写生などにつかっている。こうした人の姿が見られるようになったというのが最も大きな変化かもしれない。

その後、島のオフィスでパトリックさんの話を聞く。2年間の間に多くのイベントが行われ、アートビエンナーレのような数万人を動員するイベントも複数開かれるようになってきているということ。一方で足の便への不安などから、日常的な用途(工場、オフィス、それらを当て込んだ商業)はなかなか成約にはいたらないとのこと。イベントが町の人々にも浸透すれば状況が変わるだろうが、時間がかかるだろうとのこと。非常に興味深い話をたくさん聞くことが出来た。リセッションの影響で、施設の整備費も限りがあるようだが、商業的なプレッシャーが少ないうちに、文化的な側面の評価を高めておこうという考え方のようだ。

インタビューを終え、再びフェリーに乗り、サキュラキーへもどる。バスで再びキャピトル・スクエアのホテルへ。インタビューの資料などをまとめたりしながら休息し、再びバスでシドニー大学を目指す。

シドニー大学建築学部校舎へ向かい、トム・ヘネガン教授に会う。コンピューター・センターや工房を見せてもらい、大学そばのカフェに移動。シドニーのアーティスト・イニシアチブの事例や、メルボルンでのコンタクト先などを教えてもらう。ヘネガン先生との話はいつも楽しい。お礼をいい、近い東京での再会を約してお暇する。

再びホテルに戻って資料整理。インタビューの録音を聞きながら内容の概要をまとめる。夜は近所のチャイナタウンのレストランで間単に済ます。夜はインタビューのメモの作成。