VWS 0917 カイベイ/トラン家/レクチャー/Tib

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朝6時に起床。ホテルのレストランで朝食をとって7時にロビーに集合。あいかわらず遅れてくる学生がいて、結局7時30分ころ出発。チャーターした小型バスで、メコンデルタの町を目指す。

車窓からは郊外のニュータウンの開発の様子が見える。大型のビルに混じって、都心にもある4-6層のタウンハウスが立ちはじめている。間口4mほど。奥行き20mほどの長細いボリュームがたっているのだが、タウンハウスなので両側の広い壁面には開口がない。そういったものがばらばらに建っている。郊外だから庭付きのゆったりした家にすればいいのにとも思うのだが。いずれはここも都心並みに過密になるということか。

途中ドライブインで休憩をしながら、4時間ほどかけてメコンデルタのカイベイという町へ。川沿いの小さな船着場からボートに乗り、河を進む。5分ほど進んで、昔の庄屋の家を改修したところへ。トラン家というこのあたりの庄屋で、JICAと昭和女子大の協力で修復がされたとのこと。実際の修復を通じて、現地の人々に修復技術や思想を伝えるのが目的だったようだ。現在はレストランやゲストハウスを営んでいる。庭の果樹園を見せてもらったりした後、レストランで昼食。スコールが降りだしたが、大きな屋根の下でそのままベトナム料理をいただく。

再び4時間ほどかけてホーチミンへ帰る。ホテルで少し休憩。事務所と連絡をとる。6時からはナンバ先生によるレクチャー。箱の家シリーズの紹介のほか、研究室で参加したブタペストのコンペや、ホーチミンのコンペを紹介。

夜はベトナムからの留学生の両親や元指導教官である建築家と夕食。高級なお店。各国の首脳も訪問している。道路から見ると、3mほどのそれほど広くないアプローチがついているだけだが、その奥にレストランがひろがる。表通りの喧騒から逃れた立地が興味深い。