VWS 0916 ホーチミン建築大学/ベンタンマーケット/都市計画局

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朝は7時過ぎに起床。荷物の整理などをしてすごす。ビジネスセンターで書類のプリントアウト。8時30分にホテルのロビーで学生たちと待ち合わせをするが、遅れてくる。基本がなっていない。9時少し前に集まり、歩いて3分ほどのホーチミン建築大学へ。

カン教授の他、学長、学部長などたくさんの先生たちに挨拶をする。今回のワークショップは東大からは留学生を含めて15名の学生が参加。ベトナム側からは20名ほどの学生が参加。最終学年の5年生を終えて、将来の教員候補である学生と、5年生になりたての学生たち。混成で5つのチームを作る。その後カン教授のレクチャー。敷地の周辺の歴史などを聞く。

レクチャーの後はワークショップの作業場を確認して、歩いて敷地であるベンタン市場の周辺へ。先日のホーチミン訪問の際に立ち寄り、面白いと思っていた、タウンハウスと中庭からなる街区をワークショップの敷地として取り上げることに。立体的で面白い居住空間が広がっている。温暖な気候が開放的で複雑な居住を可能にしている。市場の中も見学した後、カン教授と別れてナンバ先生や学生たちと食事へ。天井高さ4mほどの店舗の中にメザニンが作られている。食事のあとはホテルを目指す。途中、中央郵便局でプリペイド携帯のチャージをしてもらう。

14時から都市計画局でレクチャーを受ける。都市計画局の最上階でホーチミン市の中心部全体の模型を見る。一部高層ビルが立ち上がり始めているが、全般的にはまだまだ低層に抑えられている。都市計画の基準は未整備でマスタープランもまだ整っていない。高層建築を誘導する地区というのも決まっていないらしい。基本的には低層に抑えたいということだが、ケースバイケースで高層建築も認めているようだ。柔軟といえば柔軟でいいのだが、裁量の幅が大きすぎるように思う。これからの制度の整備が期待される。

一度ホテルにもどり、スカイプなどを使いながら事務所と連絡をとる。事務所で動いているそれぞれのプロジェクトの全般的な課題の確認と、いま進めている小日向のコーポラのプロジェクトの方針を話し合う。webを見ると、リーマンブラザーズが破綻したようだ。メリルリンチも買収される。直接の影響はないが、9月末の世の中の動きがさらに不安になる。家族ともスカイプで話をする。

夕食は研究室の学生たちと一緒にレストランへ。おいしいベトナム料理を堪能。14人ほどで、ビールも飲んでおなかいっぱい食べて全員で18,000円ほど。ありがたい。食事のあとは皆で足裏マッサージへ。気持ちよくなってホテルに帰る。