木質建築空間デザインコンテスト 特別賞いただきました

HND_ATR_elevation520.jpg

出雲のLVL積層壁による木質建築「HOUSE H」が「第3回木質建築空間デザインコンテスト」の「特別賞」を受賞しました。審査結果は日経アーキテクチュア5/26号、コンテストのwebsiteで公開されています

「HOUSE H」は古民家再生の作品が各賞にちらばる中、最後まで残りました。LVLを重ねた壁は、土壁のような存在感とその荒さによる陰影が記憶に残り、外観の水平垂直ラインは民家の構成と共有していながら、薄く細い金属質によって妙に合わせようとすることなく自立していて小気味良くまとめています。古民家再生の手法は多様であり、今後も楽しみな分野です。(審査委員長 平倉 直子)

特別賞「HOUSE H」は伝統的構法家屋にLVL積層構造を挿入した増改築であるが、在来の木軸工法に対して壁を主体にした木質の重量感と存在感の対比的な表現が評価された。(審査委員 石田 敏明)

という評をいただきました。