元町公園

建築家でNPO地域再創生プログラム副理事長の新堀学さんから、以下のような案内をもらいました。興味のある方は、ぜひアンケートに答えてみてはいかがでしょうか。

本日は、東京に唯一残された震災復興公園(+小学校)である、文京区元町公園の解体に関する件です。

この公園は、水道橋と御茶ノ水駅の間、神田川に向かって下がる斜面に作られた、関東大震災復興事業の一環として、東京市(当時)が設置した52か所の小公園のひとつです。

本郷台地から神田川へと下る崖線の地形を巧みに活かし見事にデザインされた緑の空間は、カスケードやテラス状の広場、パーゴラなど大正・昭和初期モダニズムの造形美にあふれています。

ここに対して、文京区は区立体育館の移設のために公園の平坦化、建築側の容積率を上げるという理由で公園を川から離す=解体する旨の都市計画の変更を縦覧中です。

この縦覧に対し意見書が提出できるのですが、急ですみませんが7月5日まで提出期間となっております。

現況、地元周辺での説明会もなく進められているこの件についてやはりもう少し議論を深める時間が必要ではないかと考えています。

特に、この公園の可能な生かし方について、現状で議論がなされていない点について、もう少しきちんとしたプロセスが必要ではないか。きちんと時間をかけて考えてもらいたいと思うのです。

くわしくは有志の立ち上げた集まり「ぱぱっと会議・元町公園」
http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/
をご覧ください。

# ここにも、アンケートページ http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/enq1/index.html を設けておりますので、そちらにメッセージをいただければ、意見書として取りまとめることもできますので、こちらもよろしくお願いいたします。

なお、ウェブ上からの提出ページは下記中ほどのリンクから入れますが、「元町公園に関する都市計画公園の変更案の縦覧について」
http://www.city.bunkyo.lg.jp/oshirase/200606.html#1

(フォームページはこちら)
https://www.city.bunkyo.lg.jp/cgi-bin/mail.cgi?ml=b400500

重ね重ね、時間も少ない情報提供で申し訳ありませんが、よろしければ意見書フォームまたは、アンケートページにアクセスお願いいたします。


先日の日記にも書いたのですが、ここでも求められているのは「意見」なのですね。中嶋さんのおっしゃっていた「データ」ではなく。

もちろん、深い歴史的な洞察に基づいた論考や、詳細な調査に基づいた見識も寄せられるでしょうが、大半は感覚的な感情?になるような気もします。もちろん、そういった市民の感情も尊重すべき「データ」のひとつでもあるかもしれません。

こういった場面で、どういう「意見書」が提出されるのか、あとでリサーチしてみたいと思います。