0623 上棟式

MKN_joto2_520.jpg

設計監理をしている中目黒の住宅「HOUSE M(仮称)」が上棟をむかえ、金曜日の夕方に現場でお祝いをした。

http://buildinglandscape.com/blog/2006/06/house_m_2.html


お施主さんらが用意してくれた食事やお酒をのみながら、歓談。工事を請け負ってくれている広・佐藤工務店からそろいの半纏を手渡され、皆で纏う。施主の家族、設計側をあわせて、総勢25名ほどの宴会となった。工務店の佐藤社長が下請けの協力業者の職方を一人づつ紹介をしていく。皆、親子3代に渡って付き合いのあるような、気心のしれた仲間らしい。こういう丁寧な紹介をされたのは初めて。ものづくりのプライドを感じるすばらしい会だった。


佐藤さんは林雅子さんが「少女のころから」(佐藤さん談、ちょっといいすぎ)一緒に住宅づくりをしたそうだ。コストのきびしい仕事の場合は、林さんのところで基本設計だけをし、あとは佐藤さんの方でおさまりを考えながら建てる、というケースもあったらしい。相互の信頼が感じられる。もともと設計出身の佐藤さんは、いまでもアトリエ事務所の仕事を中心に仕事をされているそうだ。


上棟の祝いは一般的には一階でやるのだが、今回の設計は一階に小部屋が多く、二階は一室の空間なので、二階で執り行う。まだ仮の柱が中心にたっているが、約28畳ほどの無柱の空間を作っている。最初、図面をみた職人さんたちにはずいぶん心配されたが、立ち上がったものをみて、納得してもらえたようだ。9月下旬には竣工の予定。


気分が良くなって、恵比寿に移動し、チバ先生がインテリアを設計されたレストランに皆で行ってみるが、満席で断念。別のカフェで祝杯をあげる。