ERDUOS

syamashiro05312006-01-26


年末年始から中国内モンゴル自治区の鄂爾多斯(これでオルドス、ERDUOSと読みます)郊外の新都市に建設される商業施設と集合住宅のプロジェクトに取り組んでいる。年末年始にblogに書いたように、まだまったくの更地と行っていい内蒙古の草原に、まったくの新都市を建設すると言うプロジェクトの一環。こういったプロジェクトが中国ではいま無数に動いているのだろうと思う。


あまりに仕事が多すぎてこなせないという北京の設計事務所の協力事務所として、基本的なコンセプトやデザインの提案などを行う。儲かる仕事ではないけれど、普段とはまったく異なる状況に身を置いてみれる興味が大きい。


僕自身は大学の仕事があるため、ニシザワくんに適宜中国に行ってもらっている状況。


いままでビルディングランドスケープで取り組んでいる仕事では、住宅でせいぜい100m2から230m2程度、プロジェクト段階の大きめの集合住宅で2,000m2。それに対して鄂爾多斯の商業施設が50,000m2、集合住宅は200,000m2。


規模の変化が、仕事の進め方やデザインの質にどのような変化をもたらすか、自分のことながら興味がある。


まあ、独立して最初に手がけたオフィスのワークスペースのプロジェクトはインテリアだけど20,000m2近いプロジェクトだったし、一方で家具や照明などのプロダクト的なもののデザインもしているので、規模には惑わされないぞ、とも思う(本当にそうか、はこれから自分自身を検証していきたい)。


ちなみに、内モンゴルでは、住宅に対してのイメージがまだまだ?強固にあり、南面採光は絶対(傾いていいのは15度程度)、また矩形でない住宅は厳禁(歪んだ多角形は棺桶を連想させるらしい)。如実に売れないらしい。
そうなると、いわゆる板状の団地みたいなものしか想像できないのだが、、、。
さてどうしよう。