建築家は住宅で何を考えているのか

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2年越しで準備執筆をしてきた書籍「建築家は住宅で何を考えているのか」(難波和彦千葉学+山代悟 著)がPHP新書より発売されました。

ヤマシロは「素材/構法」「ちいさな家」「住みつづける家」の三つの章を担当しています。

 PLASTIC HOUSE[隈研吾]、ニラハウス[藤森照信+大嶋信道]、上原の家[みかんぐみ]、森山邸[西沢立衛]、梅林の家[妹島和世]、住居NO.22[内藤廣]、住吉の長屋安藤忠雄]、ヒルサイドテラス槇文彦]……。施主の要求はもとより、敷地や予算など多くの条件の下で、建築家たちが表現しようとするものとは。一般の人々にとって「建築」というものへの関心や理解が深まり、家族のあり方が多様化した現代で、住宅とはどのように生まれ、どのような役割を果たしているのか。

 「家族像とプランニング」「ライフスタイル」「集住/かたち」「街/風景」「工業化と商品化」「リノベーションの可能性」「エコロジカルな住宅」「素材/構法」「ちいさな家」「住みつづける家」――これからの住宅にとって鍵となる10のテーマに沿って、豊富なカラー写真と図面とともに、41の作品を紹介。「家」にこめられた建築家の意思を探る

9月13日の発売のあと、ベトナムカンボジアに行っていて店頭ではあまり見る機会が無かったのですが、帰国後書店で並んでいるの見るとうれしいものです。amazonでももちろん購入いただけます

宅建築に興味のある一般の方々や、建築を学ぶ学生にむけて書いています。メディアにあふれる表層的な情報では飽き足らなくなったとき、あるいは現在住宅をとりまくどういった問題意識があるのか知りたいとき、そんな時に手に取ってもらえる内容になっていると思います。新書ですが図版やカラー写真も沢山はいった楽しい本になっています。お買い得です(笑)

ぜひご一読ください。